あまりのあるわり算は、なぜ難しいの?
3年生で学習する「あまりのあるわり算」
例えば、5÷4=1あまり1、6÷4=1あまり2、7÷4=1あまり3 、8÷4=2
このような問題を並べると、「あまりは、わる数より小さくなる」という決まりが見えてきます。しかし、子どもたちにとって本当に難しいのは、この決まりを覚えることではありません。
大切なのは、なぜあまりがわる数より小さくなるのかを理解することです。
例えば、9÷2を「3あまり3」と答えてしまう子どもがいます。このとき、「あまりは2より小さくないといけないよ」と説明しても、なかなか納得できないことがあります。なぜなら、子ども自身が「あまり」の意味を十分に理解できていないからです。
わり算は、わる数ずつ分けていき、最後に残った数を「あまり」と考えます。
9個のものを2個ずつ分けると、2個・2個・2個・2個で8個使い、最後に1個残ります。したがって、9÷2=4あまり1になります。
もし「3あまり3」だとすると、3×2+3=9なので計算としては合っています。しかし、3個残っているなら、そのうち2個を使ってもう1つのグループを作ることができます。
つまり、まだ分け終わっていない状態なのです。だから、あまりは必ずわる数より小さくなります。
このように、あまりのあるわり算は単なる計算ではなく、「いくつずつ分けられるか」「最後にいくつ残るか」という構造を理解することが大切です。
そろばんや具体物を使いながら、あまりを単なる数字ではなく、「最後に残った量」として捉えられるような学習が大切です。
実際に分ける操作を繰り返すことで、「なぜあまりはわる数より小さくなるのか」を自然に理解できるようになります。
計算の答えを覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」を理解することが、算数を得意にするための大切な第一歩です。
文責 SSKCLUB

