わり算はなぜつまずくの?
「算数の苦手は、3年生のわり算から始まる」とよく言われます。
たし算・ひき算・かけ算までは順調だった子どもでも、わり算になると急に難しく感じることがあります。
その理由は、わり算には今までの計算にはなかった考え方が含まれているからです。
① わり算には2つの意味がある
例えば、8個のケーキがあるとします。
【等分除(同じ数ずつ分ける)】
8個のケーキを4人で分けると、1人何個ずつになるでしょう。 ➡ 8 ÷ 4
【包含除(いくつ分あるか調べる)】
8個のケーキを2個ずつ分けると、何人にあげられるでしょう。 ➡ 8 ÷ 2
どちらも式は「わり算」ですが、考え方は少し違います。
子どもにとっては、この2つの意味を理解することが最初の大きな壁になります。
② わり算は「答えを探す計算」
たし算やひき算は、手順に沿って計算すると答えが求められます。しかし、わり算は少し違います。
例えば、18 ÷ 2 を考えるとき、子どもは頭の中で「2 × ▢= 18 になる数は何だろう?」と考えています。つまり、わり算は答えを探しながら計算する学習なのです。この「考えて試す」という経験は、とても大切です。
すぐに答えを出すことだけが重要ではなく、「予想する」「確かめる」「間違えたら修正する」という過程を繰り返すことで、子どもの考える力は育っていきます。
わり算は単なる計算だけではありません。「分ける」「比べる」「考える」という経験を通して、算数の理解を大きく深めてくれる演算なのです。
SSKCLUBでは、そろばんを単なる計算練習の道具としてではなく、算数を理解するための教具として活用しています。
具体物や図、数の構造を大切にしながら学習することで、「なぜそうなるのか」を理解し、自分で考える力を育てています。
文責 SSKCLUB

