計算ミスの原因は「数の理解」!

「33+22」のような計算で、十の位は正しく計算できるのに、一の位だけを間違えてしまう子どもがいます。

その理由は、2桁の計算では「位」を考えることと、「数の合成・分解」を考えることを同時に行わなければならないからです。

例えば、2+3=5、3+2=5、5-2=3、5-3=2のような数の合成・分解は、計算の土台となる大切な力です。そして、その前提には「5」という数をしっかり理解していることが必要です。

数の理解が十分でないまま計算だけを覚えると、子どもは計算をパターンとして暗記しようとします。しかし、計算の組み合わせは非常に多く、すべてを覚えることはできません。

以前、小学校の先生から算数が苦手な子どもの相談を受けたことがありました。その子は「12+23」や「35-12」は計算できましたが、「12+▢=35」や「35は10が何個と1が何個集まった数ですか」という問題には答えられませんでした。

つまり、計算はできても、「数の構成」や「数の意味」が理解できていなかったのです。

このことは、たし算・ひき算だけでなく、かけ算・わり算にも共通しています。九九を覚えることだけでなく、「なぜ3×4=12になるのか」という意味を理解することが大切です。

子どもは、理解したことは応用できます。しかし、覚えただけのことは応用できません。

だからこそ、学習を急ぐよりも、「数の理解」という土台をしっかり育てることが、算数ができるようになる一番の近道なのです。

文責  SSKCLUB